【干支と十二支の違いとは?】
干支や十二支は、古く中国から渡ってきた思想や基準、生活の知恵ですが、今日では日本でも当たり前のように使われています。
日本の生活の中でもあらゆる場面で登場するものなので、今回は干支・十二支についてご紹介します。
早速ですが、干支と十二支は混同して言われていますが、厳密には違いがあります。
干支は、十二支と十干(じっかん)を組み合わせたもので合計60種類あります。
似ている様で干支は60種類、十二支は12種類なんです。
十干(じっかん)と言うのは余り聞きなれない言葉かと思いますので順を追って説明します。
1.十二支(じゅうにし)
日本の十二支
- 子(ね)
- 丑(うし)
- 寅(とら)
- 卯(う)
- 辰(たつ)
- 巳(み)
- 午(うま)
- 未(ひつじ)
- 申(さる)
- 酉(とり)
- 戌(いぬ)
- 亥(い)
の12種類
世界各国の十二支は若干違う部分もあります。
因みに、ベトナムでは丑(うし)は水牛で、卯(うさぎ)は猫、未(ひつじ)はヤギなんですよ。
1999年は猫年でした。カワイイ
※因みにタイやチベットも猫年です。
参照:世界の十二支
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2.十干(じっかん)
甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10の要素の順列をいいます。
それを木、火、土、金、水の5つに区切り(5行思想 ※万物はこれら5つから成り立つと言う考え方)
さらに陰陽に分けた(陰陽思想)のが「十干」となっています。
そして、日本では「陽」を兄(え)、「陰」を弟(と)として呼ぶようになりました。
下記が10種類ある十干と読み方です。
- 甲(きのえ)※木の兄
- 乙(きのと)※木の弟
- 丙(ひのえ)※火の兄
- 丁(ひのと)※火の弟
- 戊(つちのえ)※土の兄
- 己(つちのと)※土の弟
- 庚(かのえ)※金の兄
- 辛(かのと)※金の弟
- 壬(みずのえ)※水の兄
- 癸(みずのと)※水の弟
3.干支(えと)
干支は、十二支と十干(じっかん)が組み合わさったもので、十干の「干」と十二支の「支」を合わせて「干支」と言う意味になっています。
干支の読み方は、十干の兄(え)と弟(と)からきています。
干支60種類を表にしましたのでご覧ください。
例えば1番は十干の「甲(きのえ)」と十二支の「子(ね)」が組み合わさった「甲子」と言う様になります。
干支が1周して60年かかることから、「生まれた年と同じ干支を迎えるまで長生きした」と言うことで満60歳、数え年の61歳(実年齢+1歳)に「還暦」を祝うようになりました。
学生時代に歴史の授業で学んだ「壬申の乱(672年)」や「戊辰戦争(1868年)」なども、その年の干支から付けられた様です。※表の9番「壬申」、5番「戊辰」
因みに「甲子園球場」も完成して竣工式が行われた1924年の干支が「甲子※表1番」だったからです。
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【さいごに】
今回は干支・十二支についてご紹介しました。
十二支の起源が中国と言うことで、「虎」や「龍」が入っている所がまさにと言う感じですね。
古代中国で、もしパンダが発見されていたら、、、
普段何気なく使っている言葉や物の中にも、古くから伝わってきたモノが沢山使用されていることがあります。
沢山学んで楽しみましょう。
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